ソフトバンク光のスムーズな解約方法と違約金をゼロにする方法

今回は、ソフトバンク光利用中の方が解約をする際のスムーズな手続き方法と、解約違約金をゼロ円に、もしくは下げる方法をご紹介していきます。

ソフトバンク光は回線速度が速く、ソフトバンクのスマホとセットで割引きもあるので、なるべく解約はしたくないと思いますが、引っ越しなどさまざまな理由で解約せざるを得ないこともあるでしょう。

そこで、どのようにすれば金銭的に負担が少なく解約出来るのか一緒に見ていきましょう。

 

ソフトバンク光を解約する方法

「契約時に解約違約金のについて説明を受けた記憶はあるが、日にちが経って忘れてしまった」という方が大半だと思いますので、ソフトバンク光の解約時にかかる費用についてまずは確認していきましょう。

 

解約違約金の料金は?

ソフトバンク光は基本的に24カ月毎の自動更新型となっており、更新月以外の解約では9,500円かかります。

ソフトバンク光更新月と解約違約金の表
初月(利用開始月) 2カ月目以降 24カ月目 25カ月目以降
契約期間 解約料9,500円 契約更新月解約料0円 解約料9,500円

利用開始から2年経過後は解約料がかからないと勘違いされている方もいますが、24カ月ごとの更新月以外は解除料がかかりますので、ご注意ください

 

工事費の残額

ソフトバンク光の、工事費は新規の場合の一般的な工事費は24,000円です。

これを一括払い・24回払い・36回払い・48回払い・60回払いのいずれかで支払っていきます。

一括払いの方は契約時に1回で支払いしているので、解約時に請求はありませんが、分割払いの方は、解約時に工事費の残債を一括で請求されます。

例えば、24回の分割払いの方が1年(12カ月目)で解約するとなると、工事費残債12,000円(1,000×残12回)と解約違約金の9,500円がかかり21,500円が解約時に請求されます。

結構高額になるのでなるべく24カ月は利用したいところです。

 

最終月の請求料金

解約をする場合には、解約月の月額料金は日割り計算でなく全額請求されます。

また、オプション使用料も日割り計算はなく、月額費用がまるまるかかります。

さらに、Yahoo!基本サービスプレミアムプランも24カ月ごとの契約になっており、更新月以外には解除料が3,000円かかります。

ですが、ソフトバンクでは解約違約金が最大10,000円を超えないという契約になっていますので、ソフトバンク光の解除料とYahoo!プレミアムの解除料の二つがあっても請求は最大10,000円になります。

 

撤去工事費

ソフトバンク光を解約する際ですが、稀に撤去工事が入る場合があります。

撤去工事とは、部屋に引き込んでいる光ファイバーを引きぬく作業です。

ほとんどこの作業は行われませんが、稀に戸建などで行われる場合があります。
その場合の撤去工事費はかかりませんのでご安心ください。

 

工事費と解約違約金がゼロになるタイミングは?

先程、解除料と工事費の紹介をしていきましたが、実際に解約違約金も工事費残債もかからずに解約出来る場合はどのパターンになるでしょうか?

可能なパターンは、3パターンしかありません。

  • 工事費を一括払いして、24カ月目の更新月に解約する
  • 工事費を24回払いにして、24カ月目の更新月に解約する
  • 工事費を48回払いにして、48カ月目の更新月に解約する

この3パターン以外は工事費の支払いが終わっていても解約違約金がかかる、もしくは解約違約金はかからないが、工事費の残債があるという状態になり費用がかかりますのでお気を付けください。

 

解約の手順

それでは、ソフトバンク光の解約をする際の手続き方法を紹介します。

ソフトバンク光の解約は電話のみの受付となり、最寄りのショップに行っても手続きをしてもらえないので気をつけて下さい。

ソフトバンク光問い合わせ窓口
186-0800-111-2009

(通話料無料)10:00~19:00

電話をかける際には、電話番号にて識別をされるので「契約者の電話番号」もしくは「連絡先として登録している電話番号」から電話番号をかけてください。

自動音声が流れるので、ガイダンスに従って進んでください。

 

レンタル機器の返却について

ソフトバンク光では、契約時に接続用モデムや、光BBユニットなどソフトバンクよりレンタルをされている端末があるかと思います。

これらは貸与されているものになりますので、必ず返却をしなくてはなりません。

返却を怠ると、端末代を請求されてしまうので、解約の手続き後、端末回収キットが届きますのでそちらに封入し、期限内に返却するようにしてください。

 

ソフトバンクのアドレスは引き継げない

プロバイダーから提供されたメールアドレスをソフトバンク光を解約しても引き続き使用したい方もいると思います。

しかし、ソフトバンク光の契約は、光回線とプロバイダがセットになっているので、ソフトバンク光解約時にプロバイダーのYahoo!BBも一緒に解約になり、使えなくなります。

乗り換え後も使用したい場合は、毎月数百円払うと使える場合もあるので、Yahoo!BBにご確認ください。

 

空白期間が空かないようにする為に次の回線の準備とスケジュール

ソフトバンク光から他回線へ乗り換える場合は、次に使うインターネット回線の契約スケジュールと調整しなくてはなりません。

一般的に、光回線の申込から利用開始までは2週間程みてもらえれば大丈夫です。

ですが、利用する物件や時期によっては新しいインターネット会社に乗り換えて使えるようになるまでに、予想外に時間がかかる場合があります。

ソフトバンク光はNTTのフレッツ光回線を使用した光コラボ商品が、乗換え先の光回線も同じNTT回線を使った光コラボ回線にする場合でも、ソフトバンク光の解約完了前に新しい回線の申込をすると、再工事が必要になることがほとんどです。

余計な工事費をかけない為には、使えない期間が出来てしまいますが解約完了後に新しい回線への申込をすることをおすすめします。

 

固定電話の番号引継ぎ方法と連絡の順番

ソフトバンク光から他社光回線に乗換える場合の固定電話の電話番号の引き継ぎ方法ですが、引き継ぎ(番号ポータビリティ)が出来る番号と出来ない番号があります。

ソフトバンクが独自に提供している「BBフォンの電話番号」や「ホワイト光電話」は引き継ぐことは出来ません。

引き継ぎ出来るのは、光電話(N)で利用中の番号になりますが、ここでもさらに使える番号と使えない番号があります。

元々NTTでアナログ電話として発番されている電話番号を光電話に切り替えて利用している場合は、乗換え先でも番号ポータビリティが出来ますが、ソフトバンク光契約時に発番された電話番号は継続利用が出来ませんのでご注意ください。

ご自身が何の電話番号を利用しているかわからない方は、ソフトバンク光を解約する前に、乗換え先の回線へ電話番号が引き続き利用出来るかを確認してください。

ソフトバンク光を解約後ですと、戻せなくなってしまうので「解約前」に確認するというのが重要なポイントです。

 

引っ越しで引き続きソフトバンク光を使う場合の注意点

続いて、引っ越し時に引き続きソフトバンク光を利用する場合の注意点をご紹介します。

 

引っ越し先でも工事費はかかる

ソフトバンク光は引っ越し先でも工事費がかかるので注意してください。

例えば、24,000円の工事費を分割で支払っている最中に引っ越す場合には、さらに引っ越し先の工事費も追加でかかります。(一括でも分割でも可)

ただ、現在は「ソフトバンク光も一緒に引越しキャンペーン」で通常の立ち合い工事の場合24,000円がかかるところ、一括払いに限り9,000円になっているの少し負担は少なくなります。

 

他社へ乗り換えてキャッシュバックをもらった方がお得!?

ソフトバンク光は、引っ越し先でも再度工事費がかかってしまうことを考えると、引っ越しの際は他社回線に乗り換えた方が得する場合もあります。

家族でソフトバンクのスマホを使い「おうち割光セット」を組んでいて割引き金額が大きい場合以外は、他社回線へ乗り換えた方がお得になるケースがほとんどです。

光ネット回線はたくさんありますし、乗換え時の解約違約金の負担を行っているところもあるので次の章からその一部を紹介します。
また、別の記事で「ソフトバンク光から乗り換えるのに最適な光回線」をランキング形式で紹介しています。
詳しく知りたい人は、そちらも参考にしてみてください。

ソフトバンク光から乗り換える他社光回線の最強ランキングと注意点

キャッシュバックがもらえる他社光回線~更新月以外に違約金を実質タダにする方法~

更新月以外で解約違約金の負担がなく、乗り換えをする方法を考えていきましょう。

 

他社解約違約金負担の特典がある回線に乗り換える

光回線には乗換え時にさまざまなキャッシュバックや還元サポートがあります。

例えば、auひかりの場合ですと、乗り換えの場合は他社の解約金をauひかり側で負担してもらえるキャンペーンがあります。

条件はありますが、最大30,000円まで工事費も含めてキャッシュバックをしてもらえるので、工事費残債が20,000円以下になったタイミングでauひかりへ乗り換えると損することはありません。

さらに、auひかりへ乗換える場合には代理店からの申し込みで、代理店独自のキャッシュバックを受け取ることが出来ます。

NNコミュニケーションズ

こちらのNNコミュニケーションズから申し込むと最大50,000円の現金キャッシュバックが受けられるので、解約金や工事費はauに負担してもらい、さらに代理店からのキャッシュバックをでダブル取りが出来るので非常にお得です。

 

キャッシュバックが高額な他社で、解約金を相殺

他にもキャッシュバックが高額な回線に乗り換えれば、解約金サポート自体は受けられなくても、解約金を相殺出来る場合があります。

メジャーなところですと、

  • NURO光 約30,000円
  • OCN光 約18,000円
  • BIGLOBE光 約25,000円

おおよそですが、上記のようなキャッシュバックが貰えますので、ソフトバンク光の解約金負担くらいにはなりそうですね。

ただし、引っ越しで再度、通常通りの工事費用がかかる場合は、乗り換えても工事費が追加でかかり逆に損をしてしまう場合もあります。

「ソフトバンク光解約時の解約金+工事費残債」と新規で契約した場合の「工事費・貰えるキャッシュバック」を計算して、どちらがお得なのか検証してから乗換えをした方が良いでしょう。

ドコモユーザーはどうしたらいい?

ドコモユーザーや、ドコモ光を検討している人には、特集記事を書いています。
当てはまる方は良ければ併せてごらんください。

ソフトバンク光からドコモ光に乗り換える手順や工事、デメリットなど解説

ソフトバンク光の解約はタイミングが重要です

今回は、ソフトバンク光をいかに負担が少なく解約するか、という方法について紹介してきました。

ソフトバンク光を解約する場合には、解約違約金などがかかるので「更新月のタイミングで乗り換え」たり「キャッシュバック額が大きい回線へ乗り換える」等の対策をすると負担となる金額が全然違ってきます。

こちらの記事を参考に、ソフトバンク光の解約を上手に行ってくださいね。