ソフトバンクの名義変更は「譲渡・家族割引名義変更・継承」などさまざまなタイプが存在します。
タイプごとに必要になる書類や手続きが異なるため、事前に自分が行いたい名義変更のタイプを把握しておくと安心です。
今回は名義変更のタイプごとの違いや、メリットデメリットなどの情報をお伝えしていきますね。
ソフトバンクの名義変更には5パターンある
ソフトバンクで名義変更を行う場合は、以下の5パターンがあります。
- 改姓・改名
- 譲渡
- 家族割引名義変更
- 継承
- 支払い名義人変更
「改姓、改名」は、結婚やその他の理由などで氏名が変わった場合に行われます。
「譲渡」は、家族割りに加入していない家族や友人などにスマホの名義を変更する事です。
「家族割引名義変更」は家族割引に加入している家族に対し、家族割引を継続させたまま名義を変更する事です。
「継承」は、スマホの名義人が死亡した場合などに家族がスマホの契約を引き継ぐ事です。
「支払い名義人変更」は、名義人以外の家族に支払い先を変更する事です。
それでは、一つ一つ細かく見ていきましょう。
家族割は引き継げる?
家族割引に加入していた場合、家族割引の対象内にいる家族への譲渡であれば家族割引は継続することができます。
ただし、もともと家族割引に加入していない、もしくは家族割引の対象外の家族への譲渡や、家族ではない友人・知人への譲渡の場合、家族割引は適応されませんので気をつけてください。
継承と譲渡の違いは?
スマホの所有者が亡くなった場合は、だれかがその携帯を引き継ぐ場合は「継承」あるいは「譲渡」の手続きを、引き継がない場合は解約の手続きを取ります。
「継承」とは家族のどなたかが亡くなった方の携帯を引き継ぐこと指し、
家族以外の方が引き継ぐ場合は「譲渡」という取り扱いになります。
引き継ぐ本人が本人確認書類など必要な書類を持って、ソフトバンクショップに手続きにいきます。
名義変更時の必要な手続き
名義変更時にそれぞれ必要な手続きを見ていきましょう。
改姓・改名の手続き
結婚や離婚など、何らかの事情により氏名が変更になった場合は、氏名が変更になった本人がソフトバンクショップに出向いて手続きをする必要があります。
手続きに必要な書類は以下です。
- 運転免許証やパスポートなどの本人確認書類
- 申し込み印(来店した方のサインでも可能)
- 口座名義や口座番号がわかるもの(通帳・キャッシュカード等)
- クレジットカード(口座やクレジットカードの変更が必要な場合のみ必要)
※本人確認書類で氏名の変更が確認できない場合は、変更が確認できる別の本人確認書類が必要になりますのでご注意ください。
譲渡の手続き
家族割引が適用されていない家族以外の譲渡、友人・知人への譲渡の場合は、事務手数料として3,000円が必要になります。
また新しい契約者の方がソフトバンクショップへ来店できない場合は手続きが行えません。
原則現行の契約者の方と新しい契約者の方が揃ってソフトバンクショップへ行く必要がありますが、現行の契約者の方が行けない場合は、委任状と現行の契約者の方の本人確認書類を持っていけば、新しい契約者の方だけでも手続きが可能です。
現行の契約者の方は手続きに以下の持ち物が必要です。
- 運転免許証やパスポートなどの本人確認書類
- 申し込み印(現行の契約者の方のサインでも可能)
新しい契約者の方は手続きに以下の持ち物が必要です。
- 運転免許証やパスポートなどの本人確認書類
- 通帳やキャッシュカードなど口座名義、口座番号がわかるものと金融機関への届出印もしくはクレジットカード
現行の契約者の方が手続きに行けない場合は以下の持ち物も必要です。
- 現行の契約者の方が記入した委任状
- 現行の契約者の方の本人確認書類(コピーでも可能)
家族割引名義変更の手続き
家族割引を継続したまま家族に対して名義変更を行う場合は、譲渡のような事務手数料は発生しません。
名義変更を行うためには原則的に現行の契約者の方と、新しい契約者の方の二人でソフトバンクショップに行く必要がありますが、現行の契約者の方が行けない場合は委任状を書いてもらうことで、新しい契約者の方だけでも手続きを行うことができます。
ちなみに新しい契約者の方が行けない場合は手続きはできません。
現行の契約者の方の持ち物は以下です。
- 運転免許証やパスポートなどの本人確認書類
- 申し込み印(現行の契約者の方のサインでも可能)
新しい契約者の方の持ち物は以下です。
- 運転免許証やパスポートなどの本人確認書類
- 通帳やキャッシュカードなど口座名義、口座番号がわかるものと金融機関への届出印、もしくはクレジットカード
- 現行の契約者の方と家族であることを証明できる書類(住民票など)
- 現行の契約者の方がショップに行けない場合は委任状と現行の契約者の方の本人確認書類(コピーでも可能)
継承の手続き
契約をしていた方がお亡くなりになった場合は、家族がその携帯を引き継ぐことができますが、家族以外の方が引き継ぐ場合は「譲渡」という形式になります。
手続きを行うには、新しい契約者の方がソフトバンクショップに行く必要があります。
新しい契約者の方の持ち物は以下です。
- 医師の死亡診断書など、現在の契約者の方(亡くなった方)が死亡したことを証明できる書類(原則原本が必要だが、コピーでも可能)
- 新しい契約者の方の運転免許証など本人確認書類
- 通帳やキャッシュカードなど口座名義、口座番号がわかるものと金融機関への届出印、もしくはクレジットカード
支払い名義人の変更
スマホの名義人とは別に、支払いを行う名義人というものを別に設定することができます。
ソフトバンクでは、名義人はAさんでも、通信料金を支払うのはAさんの家族(親や配偶者など)というケースに対応しています。
支払い名義人を変更するには、契約者の方がソフトバンクショップに行って手続きをする必要があります。
支払い名義人を変更するときに必要な書類以下です。
- 運転免許証やパスポートなどの本人確認書類
- 支払い名義人の同意書
- 通帳やキャッシュカードなど口座名義、口座番号がわかるものと金融機関への届出印、もしくはクレジットカード
- 契約者の方と支払い名義人の方が家族であることを証明する書類
名義変更ができる窓口は?
名義変更ができる窓口は基本的にソフトバンクショップの店頭のみです。
インターネットで可能な手続きは支払い名義人を変更する場合で、かつ支払いをする本人の変更後のお支払い方法がクレジットカードである場合のみとなります。
基本的には名義変更を行う当事者2名が揃って店頭に行く必要がありますが、現行の契約者の方は委任状を書いて本人確認書類とともに新しい契約者の方に託せば店頭に行く必要がありません。
名義変更のメリットとデメリット
名義変更をすることで得られるメリットはプラン変更や機種変更などが自分でできるようになることです。
不具合や故障などにも自分ひとりで対応できるので、時間を節約できます。
デメリットはプラン変更や機種変更を名義人以外ができなくなることです。
例えば家族のうち誰か一人がスマホに関する作業を担当していた場合、名義が別々だとわざわざ名義になっている方と一緒にソフトバンクショップに出向かなくてはいけません。
名義変更ができないケース
名義変更ができないケースもまれにですがあります。
それは、新しい契約者の方の信用情報が良くないので審査に通らないパターンです。
過去に未払い分の料金があったり、深刻なトラブルを起こしたことがあるなどの情報があると新しい名義人になることができません。
ソフトバンク名義変更まとめ
ソフトバンクの名義変更についてご理解いただくことはできましたか?
名義変更と一言で言っても、名義変更の種類はいろいろとあります。
事務手数料がかかるケースがあったり、そろえる必要書類が異なったりと、条件によって用意しなくてはいけないものが異なるので、手続きの際は、この記事を参考に事前準備をして行ってくださいね。
また、まれに信用情報が良くないことで、名義変更を行えないこともあるので気をつけましょう。
名義変更を行うには原則として、現行の契約者の方と新しい契約者の方が揃って、ソフトバンクショップに行かなくてはいけません。
時間も手間もかかる作業なので、名義変更で得られるメリットとデメリットを考慮したうえで、されることをおすすめします。