速度制限とは、ひと月に契約しているデータ量を越えて使用してしまった場合に、通常の1000分の1位まで通信速度が下げられ、インターネット閲覧や動画再生などが思うように出来なくなることを指します。
速度制限にかかると画像読み込みやちょっとした調べ物にも、ものすごく時間がかかってしまい正直スマホが使い物になりません。
今回はソフトバンクスマホをお使い中の方や、これからソフトバンクの利用を検討している方向けに、「速度制限になる条件と改善方法」などについて紹介していきますので参考にしてくださいね。
ソフトバンクのスマホ使用例とデータ通信量について
ここではソフトバンクスマホにおける具体的なデータ量の使用例とデータ量および通信容量について説明していきます。
このポイントを抑えることで、速度制限にかかりにくくなりますので、しっかりおさえて下さいね。
インターネットの使用例とデータの消費量は？
データ通信量は、スマホでメールやインターネットサイト閲覧、動画再生などを利用する際に必要になります。
それぞれに必要なデータ量は異なりますが、消費されるデータ通信量が大幅に増えるのは動画再生です。
見逃してしまったテレビ配信や、気になるアーティストのYouTube等を見るとデータ量の消費が激しくなりますが、メールやLINEのやり取りでは、そこまでデータ量を使いません。
ちなみに1GBでできる、動画の再生時間はおおよそ2時間ですが、メールのやり取りはおおよそ20万回出来るのでその差は歴然です。
- 高画質映画・動画は1時間：2～4GB
- 高音質音楽は1時間：1GB程度
自分のスマホ使用例から、上手にデータ量のプランを選んでいきましょう。
速度制限にならないデータ量のプランの選び方は？
まずデータ量がどのような感じ消費されるのかを把握したら、次に大事なのが契約するデータ定額プランの選び方です。
ソフトバンクでは通信量の契約プランを「データ定額プラン」と呼んでいて5種類のプランがあります。
| ソフトバンクスマホのデータ通信量プラン | |
| データ定額ミニ1GB | 2,900円 |
| データ定額ミニ2GB | 3,500円 |
| データ定額 5GB | 5,000円 |
| ギガモンスター20GB | 6,000円 |
| ギガモンスター50GB | 7,000円 |
1か月あたりの料金はこのようになっていますので、先ほどの使用例から考えてデータ通信量のプランを選ぶといいでしょう。
使用データ量を確認するには？
データ通信料で無駄な支払いをしないコツは、毎月の使用データ量より大きいプランを選んだり、追加でデータ通信量を購入しないことです。
そのため、自分が月にどのくらいデータ量を消費しているか、きちんと知る事が必要です。
ソフトバンクでは「MySoftBank」という契約者専用ページがあるので、そこからデータ量や明細などを確認することが出来ます。
ちなみにこの「MySoftBank」では月額料金の確認や契約プランの変更、データの追加購入も出来ます。
速度制限が解除されるタイミングは？
速度制限になってしまった時、速度制限が解除されるタイミングは、利用者ごとの締め日に応じます。
ソフトバンクでは月額料金の請求日が、「月末・10日・20日」に分かれていて、ご自身の契約に沿った締め日の翌日に速度制限は解除されます。
月末の方は翌月1日に、10日の方は11日から速度制限が解除されるという事になります、この締め日も「MySoftBank」から確認出来るのでチェックしておいてください。
追加購入データ料金は？
ソフトバンクでは 、速度制限の解除を締め日まで待てない方は、データの追加購入が可能です。
追加料金は下記のとおりです。
| データ通信量の追加料金 | |
| 500MB | 550円 |
| 1GB | 1,000円 |
通常のプランから考えるとデータ量の追加購入は割高ですので、月々の支払いを増やさないためには、データの追加購入を行わないことが大切です。
その為、「MySoftbank」から自分のデータ使用量を確認し、追加購入せずに済むプランを選ぶと、結果的にお得でストレスなく利用できます。
またソフトバンクでは、速度制限がかかると自動でデータの追加購入をしてくれる快適モードというものがあるので次で説明していきます。
快適モードは使わないほうが良い
先ほどの追加購入は、制限がかかるごとに自分で追加購入の手続きをしなくてはいけませんが、快適モードなら1度の手続きだけで、後は自動でデータの追加をしてくれます。
快適モードを設定しておけば制限がかからず、ずっと快適に使え、また追加購入の回数上限も設けられるので際限なく料金が増えるということはありません。
ただ、このモードは追加データが1GBからなので、あと少しで締め日という時に、自動で1GB追加されると無駄になってしまう事もあり、あまりオススメできない方法です。
低速になる前に、注意メールが届きますので、どうしても追加したい場合も快適モードは使わず、締め日などを考慮しその都度追加した方がいいでしょう。
低速になるとどのくらい速度が遅くなるの？
ここまで速度制限の話をしてきましたが、実際速度制限になるとどのくらい不便なのか、速度制限になったことがない方は疑問に感じると思います。
ちなみにエリアや使用環境によりますが、都内でソフトバンクスマホのスピードチェックを行うと通常の通信スピードは大体35Mbpsくらいです。
ちなみにYouTubeを見るのに必要なスピードが約1Mbpsなので、速度制限前はかなり快適ということになります。
これが速度制限にかかると最大128Kbpsになりますので、ざっくりいうと1000分の1ということになり、動画はおろか、インターネットサイトの閲覧にも途方もない時間がかかってしまいます。
パケットとギガの違いは？
パケットとギガの違いについて少し解説します。
昔の携帯電話では「パケット通信量」という言葉が良く使われていましたが、最近は「ギガ数が足りない」など「ギガ」という言葉のほうがよく聞かれますよね。
パケットとはデータを細かく区切った単位なので、例えば1GBをパケットに直すと8,388,608パケットになります。
パケットの使用量が増えた最近では、桁が多すぎて分かりづらいので、ギガで表すようになりましたが、どちらも通信量を表す言葉に変わりはありません。
通信量を抑える方法は？
通信量を抑える方法には、データ消費の大きい動画の視聴を控えるなど根本的なことはありますが、動画の視聴もしてなおかつ通信量を抑えるとなりますと、Wi-Fiの利用が必須になります。
ソフトバンクでは、家で使うネット回線に「ソフトバンク光とソフトバンクAir」がありますのでこの詳細ついては後述します。
データの追加購入方法
ソフトバンクでは、データの追加購入は「MySoftBank」か電話で出来ます。
| データ量追加購入の専用ダイヤル |
| 0800-111-5590 自動音声応答サービス：24時間 オペレーター対応：AM9：00～PM8：00 |
ただし、月額料金の未納の場合や家族データシェアの子回線からは追加購入が出来ませんのでご注意ください。
追加購入から通信速度が戻るまではどのくらい？
ソフトバンクでは現在、データの追加購入を行うとすぐに速度制限が解除されます。
また、速度制限になっても「MySoftBank」にはスムーズにアクセスができるようです。
データ定額プランを見直す方がお得になる場合は？
データ通信量を見直した方がよいケースは、毎月追加でデータ量を購入している場合などで、契約データ量を見直すだけで、料金の無駄を省くことができるかもしれません。
例えば、5GBの利用料金5,000円に、追加で1GB＝1,000円購入しただけで、通信料金は月6,000円になります。
その場合、20GBのギガモンスターも月額6,000円ですので、後から追加をするよりも、初めから20GBで契約にしておけば、金額はそのままで使えるデータ量が大幅に増えることになります。
さらに、今なら1年間20GBと50GBのデータ通信料金が500円割り引きになるキャンペーン中ですので、20GB：5,500円/50GB：6,500円で使えとってもお得です。
逆の場合ですが5ＧＢの契約中で、毎月くりこしが続いていてデータが余っているということであれば、2ＧＢのプランに変更すると、月の通信料金を1,500円下げることも出来ますので、「MySoftBank」にて毎月の通信料はこまめに把握しておくことをおすすめします。
速度制限を回避する方法
先ほど少し紹介をしましたが、ソフトバンクでは「ソフトバンク光とソフトバンクAir」という光ネット回線のサービスも行っています。
この2商品は、自宅に設置して使うタイプのインターネット通信サービスです。
ソフトバンク光は、主に有線でパソコンを利用の方のための光回線でしたが、最近はパソコンを持っていないけどWi-Fiで利用したいという方が多くなっています。
ソフトバンク光回線に無線Wi-Fiルータをつないで、Wi-Fi環境を作れば、これまでご紹介をしてきた速度制限の悩みはかなり軽減されます。
ソフトバンクAirは、光回線を導入する工事がいらず、コンセントにつなぐだけで使えるネット回線です。
ソフトバンク光より回線速度は劣るものの、Wi-Fi通信でパソコン・スマホ・タブレットがつなげ、通信制限もなく使えるのでおすすめです。
どちらも月額おおよそ5,000円前後です、スマホのデータ量を抑えるために自宅に「ソフトバンク光/ソフトバンクエアー」を利用するのも有効です。
データ量の追加購入をしないのが最もお得
データ通信のプランを選ぶ際には、使用法と消費されるデータ量をだいたい頭に入れておきましょう。
契約したデータ通信量からはみ出し、無駄に追加購入する事がないように、あなたが使うデータ通信量を把握し、ちょうど良いプランで契約することが大切です。
また、ソフトバンク光・ソフトバンクエアーを導入すれば、自宅ではデータ量を気にする事なくWi-Fiで通信できるのでおすすめです。
その際は、ソフトバンクのスマホとネット回線のセットで「おうち割光セット」も適用され通信費が抑えられて両方お得に利用できるので、ソフトバンクの光回線もご検討くださいね。
